うーん、と椅子の上で伸びをしてロディマスコンボイはちらっと後ろの机で作業をしているウルトラマグナスを見た。
まだウルトラマグナスが仕事を終える様子はない。
総司令官という役職上部下より早く仕事を上がるわけにはいかないしな。
今日はもうこれくらいで終わりにしたかったが、ウルトラマグナスに怒られてしまうだろうか?
「ロディマス、そっちはもう終わったのか?」
こっそりのびをしたつもりだったが、しっかりウルトラマグナスに見られていたようだ。
「あ、ああ、もう…その、終わった…と、思う」
「思うとは?」
「いや、終わった、うん終わったよ」
「そうか、じゃあこっちを少し手伝ってくれ」
そうきたか。
「わかった」
内心ちぇ、と思いつつもウルトラマグナスの方へ行くと隣に腰掛ける。
「ほら、これだけ頼むよ」
どさっと積み上げられた書類を見てロディマスはげっそりした顔をした。
様々な惑星との外交には様々な媒体が必要だから、当然紙の書類も多くなるわけで。
この紙の書類というのがなんとも厄介な代物だと思う。
ロディマスがもたもたと目を通していく間にもウルトラマグナスはすいすいと書類やデータの仕分けをしていく。
それを横目に見ながら、長々と綴られた代表者の挨拶に思わず欠伸が出そうになるのを必死に堪える。
一通り山が無くなった頃にはすっかり気力を使い果たしていた。
はぁ、と溜息を吐くロディマスを見てウルトラマグナスは声を掛けた。
「お疲れさま、司令官」
ゆるゆると顔を上げたロディマスは恨めしそうな顔をする。
「それだけかい?」
招くように伸ばされた手を掴んでウルトラマグナスは微笑んだ。
「手伝ってくれて助かったよ」
ありがとう、と言う言葉をのせて唇を重ねる。
満足そうに笑ったロディマスは、もっと、とねだるようにウルトラマグナスを引き寄せた。
*2008/09/14
*2008/11/25 加筆修正