ガルバトロン達はエネルギー探査に向かい一人置いて行かれて、オクトーンはコントロールルームでくさくさしていた。
欠伸を噛み殺してくるくる椅子を回す。
可愛い子ちゃんでも見てやろうかと思ったが、サウンドウェーブが怖い。
ろくに仕事もせずにモニターをつかってそんなものを見ていたと知られたら。
といっても真面目に仕事をする気などさらさら起きなくてオクトーンは気晴らしに、と外へ出る事にした。
一回りしてこようと飛び立った途端ぐい、と足を掴まれる。
そのままダイナザウラーの肩に放り投げられてオクトーンは溜息をついた。
「なんだよ」
基地モードからトランスフォームしたダイナザウラーはぺたんと地面に腰を下ろした。「留守番」
「…留守番なんざ真面目にしたかねぇっての。すぐ戻るから」
「俺と留守番嫌か」
溜息を吐いて大きな口を押しやる。
「そういう訳じゃねぇけど、暇なんだよ。大体お前なんで俺を留守番に指名したんだ?ラナバウトとかにまかせりゃいいだろうが」
言うと、ダイナザウラーは不機嫌そうに尻尾を動かした。
「オクトーンずっといなかった」
「戻れたのが奇跡的だけどな」
肩を竦めたオクトーンは体を掴まれて声を上げる。
「おい!」
じたじたと身を捩るのを掴まえたまま正面に持ってきてダイナザウラーはオクトーンを覗き込んだ。
「なんだってんだ…」
じっと見詰められてオクトーンは居心地悪そうに身を捩った。
「オクトーンどこへも行かないで欲しい」
「はぁ?お前なに言って」
言われた言葉に暴れるのをやめる。
「俺オクトーン好き、オクトーンは?」
期待に満ちた目で見られてオクトーンは凍りついた。
え、え、と戸惑っているとぐいぐい揺さ振られる。
答えを催促するダイナザウラーに言葉に詰まる。
「いや、あの、」
「オクトーン!」
「いや、そりゃ嫌いじゃねぇけど…」
しぶしぶ答えたオクトーンに嬉しそうに声を上げるとダイナザウラーは手にぎゅっと力を込めた。
ぐえ、と握り潰されそうになってオクトーンは意識が遠のきはじめた。
体格差を考えてくれ、どうにかしてるぜ、全く。
*2008/09/06 前ブログより転載・加筆修正
*2008/11/24 加筆修正